IS6FXのロスカット水準は50%です。公式サイトにも次のように記載されています。
証拠金額維持率が50%を下回った場合に自動的にロスカット執行をさせて頂いております。複数のポジションを保有されております場合には、損失額の大きなポジションから順次執行させて頂き、証拠金維持率50%を上回るまで行われる形となっております。
この記事では、
- IS6FXのロスカット水準は他社と比べてどうなの?
- そもそもロスカット水準とは?
といった疑問にお答えしていきます。
IS6FXのロスカット水準は?国内・海外FXブローカーとの比較
まずは、IS6FXのロスカット水準を国内・海外FXブローカーと比較してみましょう。
国内FXブローカーとの比較
国内FXの平均ロスカット水準は、100%前後。
IS6FXのロスカット水準は50%なので、国内ブローカーよりもロスカット水準が低いことがわかります。
海外FXブローカーとの比較
続いて、他の海外FXブローカーとも比較してみましょう。
最大レバレッジ | ロスカット水準 | |
---|---|---|
IS6FX | 1,000倍 | 50% |
AXIORY | 400倍 | 20% |
iFOREX | 400倍 | 0% |
GEMFOREX | 1,000倍 | 20% |
XM | 888倍 | 20% |
Titan FX | 500倍 | 20% |
ほとんどの海外FXブローカーでは、ロスカット水準20%を採用しています。なのでIS6FXのロスカット水準50%は平均よりも高め。
ただし、これはレバレッジを考慮しなければの話。IS6FXでは、業界最大級のレバレッジ1000倍を利用することができます。
後述しますが、FXは最大レバレッジが大きいほどロスカットが起こりづらい仕組みとなっています。
ロスカットの基礎知識
IS6FXのロスカット水準が分かったところで、ここからはFXにおいて「ロスカット」と「証拠金維持率」をどう考えればいいのか?についても見ていきましょう。
FX初心者の方やロスカットの仕組みがわからない方は要チェックです。
そもそもロスカットとは?
改めて、ロスカットとは証拠金以上の損失を自動的に決済する仕組みです。
基本的にはどんなに精密なEA(自動売買システム)であっても、為替チャートを100%読み切るなんてことは不可能。FXでは必ず負けるタイミングが来ます。
それを防いでくれるのがロスカットというわけです。
ロスカットが執行されるまでの流れ
以下の図で、実際にロスカットが執行されるまでの流れを見てみましょう。
- 「買い」でポジションを購入
- レートが下降。含み損が発生
- 強制ロスカット執行
このトレードでは、レートの上昇を見越してポジションを購入したものの思うように上がらず、さらに値下がりしてロスカット水準に到達。結果強制決済=強制ロスカットが執行されてしまいました。
こうなると、それ以上取引ができなくなるとともに損失が確定してしまいます。ロスカットはトレーダーを守る大事な仕組みではあるですが、できるだけ避けるのがセオリーです。
ロスカットが執行されるタイミングはいつ?
ロスカットのタイミングは、ブローカーごとに定められている「証拠金維持率」によって決まります。
証拠金維持率とは、保有ポジションに対する有効証拠金の割合のこと。具体的には次の計算式で求めることができます。
証拠金維持率の求め方が分かれば、「いくらの損失でロスカットされてしまうのか」がわかるようになります。
FXにおける3つの証拠金
さらに詳しく見ていきましょう。FXには、次の3種類の証拠金が存在します。
「必要証拠金」とは、取引をするのに最低限必要な金額のこと。
「有効証拠金」は、「余剰証拠金」と必要証拠金を合わせた金額のこと。ここにはボーナスの金額も含まれます。
先ほどの計算式に当てはめて、IS6FXでは有効証拠金に対する必要証拠金の割合が50%を切ったときにロスカットが執行されるということになります。
必要証拠金は最大レバレッジによって変わる!
実は、必要証拠金の金額は口座の最大レバレッジによって変わります。
必要証拠金の計算式を見てみましょう。
つまり、分母となる最大レバレッジが大きければ大きいほど少額からトレードが可能となり、さらにはロスカットも起こりづらくなるという仕組みです。
ロスカットを防ぐ方法
ロスカットは資産を守る大切な機能ですが、損失は避けたいですね。
ロスカットを防ぐ方法は3つあります。
- 低レバレッジでトレードする
- 損切り注文を指定しておく
- 証拠金を追加する
低レバレッジでトレードする
ロスカットを防ぐひとつめの方法は、低レバレッジでトレードすること。
レバレッジには、
- 最大レバレッジ:口座で利用できる最大のレバレッジ
- 実効レバレッジ:実際に効いているレバレッジ
の2種類があります。
最大レバレッジは先ほどご説明しました。「最大レバレッジが高いほどロスカットが起こりにくい」でしたよね。
ですが実行レバレッジに関しては、「低いほどロスカットが起こりにくい」が基本となります。
実際の取引例を見てみましょう。
- ドル円を取引
- ポジション購入時、1ドル=100円
- 元手=10万円
- ポジション売却時、1ドル=90円
実効レバレッジ100倍の取引
・取引額は、元手の10万円に100倍のレバレッジをかけた1,000万円
・必要証拠金は1万円(1,000万円÷1,000)
このとき、証拠金維持率は1,000%(10万円÷1万円×100)となる。
IS6FXのロスカット水準は50%なので、ロスカットされるまでまだまだ余裕がありますね。
実効レバレッジ1,000倍の取引
・取引額は、10万円に1,000倍のレバレッジをかけた1億円
・必要証拠金は10万円(1億円÷1,000)
このとき、証拠金維持率は100%(10万円÷10万円×100)となる。
先ほどと比べると、ロスカット水準に非常に近くなっています。
このように、実効レバレッジを低くするほど証拠金維持率は上がりロスカットされづらくなります。
損切り注文を設定しておく
ふたつめは、あらかじめ損切り注文をしておくこと。
損切り注文とは、損失を最小限にとどめるために損失額の少ない段階で自動的に取引をやめてくれる機能です。
早い段階で損失を確定させるので、ロスカットよりも損失を少額に抑えることができます。
証拠金を補充する
最後の手段ですが、証拠金を補充する方法もロスカットを防ぐのに有効です。証拠金を追加すると、証拠金維持率が上がるからです。
なぜなら証拠金を追加投入しても、ただロスカットされる時期を引き延ばしているにすぎないから。
利益につながらない取引をだらだらと続けても、損失は膨らみ続けるだけ。「やめるときはスッパリ」も息長くFXを続けていくためのコツです。
IS6FXのロスカットまとめ
IS6FXのロスカット水準は海外FXの平均よりは高めですが、ハイレバレッジトレードが可能なためロスカットは起こりづらいといえます。
- IS6FXのロスカット水準は50%
- 最大レバレッジが高いIS6FXはロスカットされにくい
- ロスカットを防ぐポイントは、実行レバレッジと損切り
ロスカットはどのブローカーで取引するときも基本となる知識なので、日々トレードをしながら計算にも慣れていけるといいですね。